浮かぶ植物性マキビシ
菱の実
忍者(スパイ)が使うマキビシ。昔は、鉄で作られていたのもあったらしく(当時は、鉄も高価だったであろうに。)それを追ってくる相手の通るところに投げ捨て、足止めに使う。おそらく。知らんけど…。でも、マキビシ考えるとき、いつも思うんだけど、本当にそれ相応の効果があったのだろうか?(鉄の場合)と。だって、マキビシは手裏剣みたいに平ではなく、テトラポット構造でかさばってあまり多くはもてなさそうだし、多く持てなかったら、投げ捨てる範囲も狭くなって相手に刺さらないのではないのではないだろうか?
とか、
いっそ角指、仕込み杖、飛苦無、忍び鎌などを持たずにマキビシだけ持って…すぐつかまりそうですね。。。
とか…いくつか疑問がありますが、そんなことを書いていたら何の記事かさっぱりわからなくなるので置いておいて、今回はこれ!!
植物性マキビシ。菱(ひし)の実。これは、一年草で、池とか沼に自生して葉が水面に浮く浮葉植物です。これは、実際に採取した池です。
水面に浮かんでいるのが菱の葉です。小さな鬼蓮みたいだなあと思いました。だいたい10分くらいでこの位取れました。すべて池に浮いていて簡単に採取できました。
よく見るとテトラポットとハート型の2種類あることに気づきました。種類が違うのか、テトラポットの2つの矢が簡単に取れてハート型になるかどうかはわかりませんが。小さな蝙蝠みたいだなと思いました。家に持って帰ると、
そりゃあそうなるわなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。そのまま、コッヘルへ投入しました。汚れ落とす程度に洗ったほうがいいかなと思いましたが、感染リスクが高まりそうだなと感じたので。
蓋をして、強火で5分くらいすると沸騰し始めたのでそこから弱火で2分くらい火切って、予熱で1.5分くらいしました。
水で一気に冷ます。(過熱を防ぐため、ざるはどんぐり干しに使っていたのでこれで。)記念すべき一個目
かぽーーーーーーーーーーーん。あっっっでっぇええぇのしんさんりんさーーーーん!!なんだと。。。。
いくつかざっと見てみると白いのがあるのとないのがあることに気付く。どう考えても左に実があるだろうと予測して割ってみたけどハズレ。右を割ってみると、
アタリ!!なんか溶けてない?と思いましたが、とりあえず確保。その後も割りましたが、
全部ハズレ!!うーーん渋い。
全部割ってこれだけ。とほほ。
気を取り直して調理開始!!
少し泥臭かったので追い茹でしました。
水で冷やす。(少量になったのでざる代わりに茶こしを利用。)
まずはそのまま
小さいのでかみしめて食べてみる。食感がどんぐりのような感じかなと思いましたが、全然違い、実験の時に試した、
炊飯器に一日放置してカピッてなったお米の感触。それに、外は少しぬめりがあるように感じました。
お次はバーナーであぶっていく。
最後は油へぽーーーーーん!!ていうほどでも全くないですが、素揚げしてみました。
上から順に、煮る、炙る、揚げるです。それではいただきます。
まずは炙りから。ぱくり。うわぁこうばしいぃぃいいはうhだdhcs!!??
どぶくっっっせえええええ!!いわゆるヘドロでした。下処理はちゃんとやったつもりなんですが、これは少し溶けてたやつなんですよね。それでかもしれません。気を取り直し、
こんどは素揚げ。ぱくり。カリカリというよりサクサクでした。これはあまり解けていなかったので泥臭さも全く気になりませんでした。
最後はゆでたやつ。(唯一全く溶けてなかった)ぱくり。クセが全くなく、風味も香りもなし。味は塩のせいか若干甘いんかなどうなんかなくらい。食感がシャックホック。とても面白かった。クリに近いけど、なんか違う感じかな。オナジマイマイと同じように食感以外主張してこないのでなんでも合うと思います。(もちろん、溶けてないのに限りますが…)
ごちそうさまでした。
さて、今回の反省点は、ハズレを引きすぎ。おそらく浮かぶ植物性マキビシ(黒い菱の実※若いと紅芋色してるみたいです。)は、よくよく考えてみると中が空洞だから浮いているんだなあと。つまり、初めから空の菱の実を一生懸命、(といっても10分くらいでしたが)夢中になって取っていたということになります。思い返してみると何やってんだ!と過去の自分に突っ込みたくなります!気が向いて、まだ覚えていたら、紅芋色の浮かんでいないまだついている菱の実をとろうかな??(収穫時期10月くらいがピークのはずなんだけどなあ。なんでだろう?まだまだ勉強たりませんなあ。)