るばめばる

縦長ハートの葉

零余子(むかご)

目次

 

軽くハイキング

秋は涼しくてついついハイキングとかしたくなります。なので、ハイキングしました。木漏れ日も乙な感じです。f:id:rubamebaru:20181111114253j:plain縦長ハートの葉を発見

山の雰囲気を感じながら適当に歩いていると、縦長のハートをした葉を発見。f:id:rubamebaru:20181111114034j:plain葉が対生しており、先端がとがっているので、どうやら、ヤマノイモ(自然薯)の様です。指先のところにムカゴ(珠芽)もちゃんとあります。この時期のムカゴは、手で触れただけ(軽い衝撃)ですぐにポロッと地面に落ちてしまいます。

 

ムカゴのイメージ

零余子の字如く、

零=雨の雫、滴(僅か、少ない、こぼれるように落ちる)

余=残り

零余=端た←はしたがねのはした(残りが極めて少ない)

子=ムカゴそのもの

と勝手に意味を想像しています。

(実際に、結構な数落としてしまいました。いや、こぼれるように落ちました。落とした時に、こぼれるように落ちた時に、あぁぁぁあああぁぁぁ!!と心の中で悲鳴が聞こえてきます。)地面に落ちたムカゴはすぐに芽が生えるみたいで、そのためムカゴには栄養が詰まっているのだとか。それを我々人間、もしくは動物も有り難くいただきます。

ツルと葉で覆われているところの裏側を見てみると…

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ありましたが、やはりポロポロ落ちてしまいました。コツがいるみたいです。

この大きな葉(写真下。//ちなみに、写真中央部の枯れツルに巻き付いているのはヤマノイモのムカゴなので食べられます。)は互生になっており普通のハート形をしているので鬼野老(オニドコロ)といわれるヤマノイモ科の植物です。オニドコロの葉の脇のいたるところを観てみましたが、どこにもムカゴはありませんでした。(このことからもオニドコロ同定の手がかり)そんなオニドコロですが、地中の中に潜んでいる、多肉根には毒があるらしく(といっても死なない程度だけど)もし、誤って食べてしまうと胃腸炎などを引き起こすみたいです。

 

零余子(むかご)調理

今回、多肉根は(もともとハイキングだったのでスコップなども所持しておらず)スルーで専らムカゴ採取だったので関係ありませんが…そんなこんなでもって帰って調理して野生のムカゴを実際に食べていきます。

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ざっと洗って

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ご飯と一緒に炊き上げていく(今回は酒も塩も何にも入れていません。ただ、ムカゴだけ)

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オープン!!曇ってよく見えません。

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むかごご飯完成!※ムカゴ入れすぎて後々後悔することとなる

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それでは、いただきます。

食べてみると、

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食べたすぐ後にメモッといたやつです。こうしておかないと記憶が薄れていってしまうので…殴り書きで書いていたので何を書いているのかわからない人もいると思うので

 

ムカゴは炊き立てだとねちねちねばりがありムカゴ独特の味でした。じゃがいもみたいにほくほくしておらず、溶けるような感じで皮も全く気にならず薄いんかな?ご飯にもムカゴエキスがしみ込んでいて、塩をかけなくてもおいしかったです

 

とのことです。(過去の自分ですが…)

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ごちそうさまでした。残りは、おひつへ

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冷めてからだと味がどう違うのか…あれ、ムカゴすくな。※と思いましたが、おいしすぎて食べすぎたのかぁ。と。

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画像が上下逆さなのは置いといて、炊き立てと比べると明らかにムカゴ難民。まあしょうがない。おいしすぎて食べすぎただけだから。

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おひつで寝かせたのは、ムカゴ独特の味が分かりやすくはなったものの、炊き立ての皮の周りのねっとり感がどこかへ旅にいったのでしょうか?断然、炊き立て派でしたが、塩をかけるとおいしくなりました。冷めたら塩!!

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ごちそうさまでした。ムカゴご飯意外にもうちょっと試したいなぁと思いましたが、もう替え玉がない。調達すればいいだけの話なので、調達!!

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もう場所を把握しているので直で。

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根菜類っぽいので水から茹でたり

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焼く?というより炒ったり…どうも火が通ってないようだから

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手に水を含ませスナップさせてウォータースプラッシュ!!してみたり

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小規模な油へぽーーーーーん!!してみたり

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相合傘の傘から反時計回りに

傘:素揚げ

左:焼く

右:ゆでる

です。右下の小皿の紙の上には塩が乗っけてあります。

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焼いたやつ。皮が香ばしくてねっとりはしていなくてホクホクしてました。

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茹でたやつはねっとりしており些かあまさが際立っていた。

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素揚げは素揚げ。想像つく味。

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塩もつけてみたり。焼きと素揚げには塩つけてもいいかなと思いましたが、ゆでたやつは下手に塩をつけないほうが自分は好みでした

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味覚をありがとう、ごちそうさまでした。

 

調理方法でねっとりしたり、ほくほくしたり、食感が変化するのでそれをうまく利用したい。今回採取したのは野生のだけど、ヤマノイモを栽培してさえいれば、わざわざ里山(今回)とかに行かなくても手に入る。だけど、一から採取したからこそ(苦労とかもあり)本当のおいしさを感じることができるのかもしれない。注意してみると案外、そこらへんに出会えたりするので、まだ試したことがない人は試してみると結構おもしろいと思う。ムカゴについて調べてみるとヤマノイモ以外にもムカゴを作る植物がいるらしく、ノビルやオニユリなどあるみたいなので、機会があるときに、ぜひとも試してみたい。また、ムカゴの芽にはじゃがいもの芽みたいに毒性(主にソラニンやチャコニン)はあるのかなと思いましたが、ないみたい。

  

参考:農林水産省、他

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