ヌマチチブを採取して寄生虫を探してみた
汽水域に行き、凸凹している板があったのでそれをはぐってみると
なんもいない
ことはないけど、小さいハゼとかちらほら。
気を取り直して、片手でひっくり返せるくらいの石をゆっくりと水が濁らないようにはぐってみると…
あ、いた。
ドンコ‽
よくわからないので、とりあえずバケツの中へ
胸鰭の付け根の色だとか、顎の出方、尻尾の形状やら
腹鰭が吸盤の時点で
ドンコじゃないじゃーん!!
とか思いながら蝸牛の歩みで突き詰めてみると、ヌマチチブっぽいなぁ。
昼を挟んで
製氷機のところにバケツを持っていき、氷を回収。
帰ってから、水を入れ手で軽く混ぜ合わせ、10分くらい寒冷麻酔をした。その間にシャーレなどを準備した。
気持ち眺めで12、3分くらい寒冷麻酔をしたところで手でかきまぜてみると、ヌマチチブも一緒にくるくる回って洗濯機の中の服みたいに無気力状態になっていた。
この通り。
どうやら、麻酔が効いたみたいなので解剖していきたいところだが、70%エタノールでぬめりを凝集してなんちゃらワイパー(ペーパー)でとっておいた。死んで時間がたってちょっと匂いを発する魚を解剖するときは酢をかけてから解剖すると中和されて匂いが抑えられるみたい。
鰓蓋を取って中にある鰓を解剖バサミで切って、ピンセットで海水と淡水を入れた。(汽水に近いくらいの濃度を狙った。)この名前はわからないが蓋つきボトルの中に入れてボルトミキサーで混ぜてすぐシャーレに入れた。鰓は入れないみたいだけど、今回は鰓自体も観察してみたかったので鰓も入れた。ミキサーにかける必要性なかったなぁ。と、ちと後悔した。
解剖。途中ドクンドクンと一生懸命に動いていた。
麻酔はちゃんと効いているのかなぁ‽
体も鰭を切っておいた。
内臓も消化管や生殖腺など4つに分けておいた。
尾びれ
付け根に特徴のある胸鰭
背鰭
もう片方の胸鰭。このプツは卵かもしれないけどあまり動いてはなかった。
生殖腺
消化管
鰓
内臓や筋肉部分を観察するときはガラスとガラスで抑える(固定する)とより観察しやすくなる。
う~ん、見つからないなぁ…