橙色の調味料
すだち紐胡椒
でん。
ひもとうがらし。水引とうがらしとも呼ばれてるみたい。ほとんど完熟しきっている。本当に紐にそっくり。結構長い。
家に帰り、すだちが何個かあったのでこの二つがあったら柚子胡椒ならぬ、すだち紐胡椒を作れるじゃん。と思いました。では、さっそく作っていきます。…の前に作り終わったとして保存する容器、できればビンがないかなあ。と思いながら引き出しやら探してみましたが、使い終わった釣り針入れにしてました。(あっちゃああ。)というわけで、密閉性がビンより劣りますがタッパーを今回は使います。基本操作、煮沸していきます。
その間に、紐トウガラシの種を腹を裂いて取っていきます。このへその緒みたいなところが一番辛い部分らしいです。
この作業をしていたら、爪がこの通り、赤くなってきました。(種はどうしましょうかね~)
~冬時期にて~
「爪の先黄色いね。昨日みかん食べたでしょう。」
「ば、ばれちったか…じゃあ、ちょっと爪の先見せて」
「いいよ。」
爪の先を見せる。
「…ん!!あっっか。何食べたん?」
「すだち紐胡椒を作ってる最中に故障したみたい。」
はい、次行ってみましょう。
種を取り出した紐唐辛子を微塵に切り刻み上げていきます。本当はすり鉢とすりこぎ棒を使ってすりこんでいきたかったんですが、家にないので15分くらい刻み上げ作業をしました。
約15分後
まあこのくらいでいいでしょう。(きりがないし。まな板も赤くなってきてるし怒ってるぞ。)
煮沸し終わったタッパーに入れておろし金を使って、すだちの皮をおろします。
おろし金についたのは、ささらっていうんでしたっけ、もないので、つまようじ3本を輪ゴムで固定したものでできる限り回収していきます。
刃の間をサーと流すくらいで結構取れました。
つまようじ3本のはこんな感じです。
塩を入れていきます。これは確か小さじ1弱くらいだった気がします。現時点(すだち3個、紐唐辛子18本、塩小さじ1弱)
粉粉をつぶすようなイメージで混ぜていきます。
だいぶ混ざってきたので味見してみます。
お、あ、おぅ。ちょいピリッとしてるけど紐唐辛子って普通のとうがらしより辛くない気がする。その分香りが普通のより強いんかな。←混ぜていて感じられた。少し塩気が足りない感じがしたのでこのくらい補っておきました。
混ぜていきます。
このくらいで良しとしましょう。冷蔵庫で寝かせます。(あとは、熟成度で味が変わってくるんだろうなあ。ということで、ここでとりあえずは完成。)
ついついこういう形を買ってしまう…(売れ残ってて、かわいそうっていうのもあるけど、単調でない歪な形のほうが部分ごとで作るのも楽しかったり…まあ、いろいろとあるわけで)
子分のところでタケノコ型。(を作れて冬なのに小春気分を味わえるのも歪な形のお陰様様。)
食べてみると、程よいパンチと紐胡椒(ひもとうからし)特有の清々しさ。すだちはあまり効いてこなかった。色は別にして市販の柚子胡椒より明らかに辛みは抑えられていた。これから、辛みが増していくのかどうなるのやら楽しみでありながら、肉や魚料理にも合いそうなのでいろいろと試していきたい。
ふひひひひひひひい。