スジエビマーキング
6月12日(水)☀
クエからハダムシがあまり採取されないようだ。原因はいろいろあるとは思うんだけど、中でも非生物的要因である水温。ハダムシがわんさか取れるときは新芽が吹き始めるころ。春さきである。半袖ならまだ肌寒いかなぁという温度で(個人差アリ)水温としてはだいたい16℃くらいだ。だから、冷却水を使って水温を明日に下げる予定。ちなみに今日測ると21.7℃くらい。目標としては16℃なんだけど、一気に下げると魚にとってもストレスなのでとりあえず18度くらいまで下げるつもり。最終的に16℃まで下げるのか18℃まででいいのかで全然装置の設置方法が変わるみたいだけど、ハダムシが18℃でとれれば16℃まで下げる必要なんかないし、ハダムシ次第である。ということで、16℃かなぁ。
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微胞子虫に感染したスジエビとそうでないスジエビの行動の差に違いがあるのか。例えば、感染した方は色が白い(既知)。確認したいことは
- 水面近くを泳ぐ頻度が高いこと
- 後ろバックで逃げる速度が遅くなること
- じっとしている時間が短いこと(水中を泳ぐ時間のほうが長いこと)
など、どれも一貫して捕食者に食べられやすいような行動をとることにつながっている。その方が、寄生虫にとって終宿主まで移住することができる。カマキリでもハリガネムシに寄生されていると、ハリガネムシが卵を産みたいときにカマキリの脳を操って水辺に誘導させる。その後、ハリガネムシは水辺に出ていきそれと同時にカマキリは南無阿弥陀仏になるらしい。それを踏まえてもう一度スジエビに感染した微胞子虫のことを考えると納得いく気がする。
それを調べるためにはモニタリングしなければならない。ビデオを使って録画していく予定だけど、感染したスジエビと非感染スジエビをマーキングしたほうが識別が楽である。というわけで、色を塗っていった。(まだ、予備試験段階)
材料
- KOKUYO エアダスター(空気でっぽうみたいなやつ)
- Geno TOKYO(マニキュア)
- パーツクリーナー(なんでこんなの使ったの?)
- ビニローゼ 合成樹脂万能塗料(ペンキみたいなの)
- ハイマッキー(油性マジックペン)
感じたこと
- 単純にあったほうが便利。ただし、吹きすぎるとエビに負担がかかりすぎると思う。マーキングする前に使うと殻も乾くし塗りやすく、後に使うと塗料が乾いて水にぬれても落ちにくい。
- 節と節の間に挟まるとエビが身動きができなくなった。あと、乾きにくい。
- 死
- 水に入れても数分持ったけど、5分くらい経過した後は剥がれ落ちていった。乾かすのが不十分なのか、エビが自分で掃除する力のほうが勝っているのかはわからない。
- 乾きやすいし、行動しやすそう。安価。
結果
ハイマッキー一番いいんじゃない?相対的に5が優秀。試してない塗料なんかまだ腐るほどあるけど、マジックペンにとりあえず絞ろう。
あと、洗濯物夜していたら
ホタル。